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021 思わぬ言葉

Author: 坂森大我
last update publish date: 2026-08-09 06:45:53

 戦いを始めてから、どれだけ時間が経過しただろう。

 期待した衛兵はまだ到着していない。だとしたら、俺がこの魔物を倒すしかないってことかよ。

「攻撃力プラス補正は働いてるんだろうな!?」

 一応はステータスを確認すると、ジョブはちゃんと勇者のまま。

 得られた結論は攻撃力プラス補正があったとして、三階級の魔物と戦うにはレベルが足りないということだ。

「あれ……?」

 そういえば加護。悲運の女神シエラはあの呪文を俺に与えてくれた。ならば、武運の女神ネルヴァは俺に何をくれたというのだろう。

 ステータスには間違いなくネルヴァの加護があるんだ。だったら、俺は何かしらの固有スキルを得ているかもしれない。

「愛ばっか語りやがって説明不足とかないぜ……」

 こうなるとステータス画面を触りまくるだけ。恐らくは勇者をタップすれば何かしら分かるんじゃないだろうか。

「あっ……?」

 一応は予想通りだった。しかし、内容までは想定していない。

 シエラと並んで原初の三女神であるネルヴァはその地位に恥じない固有スキルを与えていたようだ。

【烈火無双】

 烈火無双はゲームで見たものと同じ。勇者アルクが最
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